システムキッチンとは、シンクや作業台、コンロなどのキッチンに必要なものがすべてまとまっており、一体化しているキッチンのことです。
各パーツの色や仕上げ材、キッチンの寸法も選ぶことができ、ご自宅の間取りや広さに合わせてオーダーメイドできます。

システムキッチンの設置が可能かどうかは、実際に設置場所を下見させていただく必要があります。

フロアキャビネットとは、水まわり下と作業エリア下、火まわりの下の収納を指します。

各メーカーとも、料理中の動作を考慮し、出し入れのしやすい配置や収納力にこだわっています。

吊り戸棚とは、壁の上部や天井に直接取り付けられた収納棚のことです。 ウォールキャビネットとも呼ばれ、キッチン上部の空いたスペースに設置されます。 食器などの小物やストック用品の収納に適した収納棚です。

一般な戸棚だけでなく、スイッチ操作で昇降できたり、棚を引き下ろせたり、必要なときだけ水切りとして使える吊り戸棚もあります。

各メーカーにおすすめの機能がございますので、一部抜粋してご紹介いたします。

油汚れを毎回自動でおそうじ。
汚れがたまりにくい設計で、面倒なファンのお掃除の負担が減ります。

普段のお手入れはカンタン拭き掃除。
オイルトレーは油をサッと拭き取って洗うだけ。
回転ディスクのお手入れは3ヶ月に1回程度でOK。

ダブル高火力・温度調節機能を搭載しテキパキ調理。
両バーナーとも高火力・トロ火・温度調節機能が使えます。

・揚げもの温度調節機能
　油の温度を140～200℃に設定可能

・自動湯沸かし機能
　お湯が沸くと自動消火

・自動炊飯機能炊飯
　ボタンで自動火力調整し、30分で炊きあげ

自動機能でより安全に、より簡単に調理することができます。

コンロ前にスペースを設けることで調理が効率的に。
幅広ゆったりのワイドコンロなら２人並んで料理することもできます。

・お皿も調理器具もたっぷり置ける
・段差が小さく、お掃除しやすい設計
・ムダな動きもなくテキパキと調理ができる

システムキッチンの施工に際して運び入れる各種商品は大規模なモノが中心となります。
搬入経路や既に完成した部分に何かがぶつかって傷が付くようなことを未然に防ぐだけでなく、生活環境と隣り合っているからこそ、埃や有害物質が飛散しないように周りの環境を保護する役目を果たします。
また、木材の素材などに応じて粘着力の違うテープや緩衝材を使い分けたりと、丁寧な養生工程が必要となる作業です。

吊り戸棚、レンジフード、ガスレンジ、天板、排水・給水・給湯配管など、外せるものは全て外し、壁に埋まって外せない天板や板などは切断して解体します。
キッチンの解体は、「排水管工事」「電気配線工事」など資格が必要とする工事が伴うため、経験のない人が行うと大事な配管や配線を傷つけてしまう可能性があるだけでなく、ガス漏れや感電のリスクがあります。

新しいシステムキッチンの配管位置に合わせて、給水・排水・ガス・排気の配管を新しく引き直す工事が必要となります。

水道管
給水管(水)...給水管とは各家庭に上水を届ける水道管・宅内配管のこと
給湯管(お湯)...給湯設備からキッチンやお風呂などにお湯を供給する管のこと
排水管...建物内及び敷地内において汚水・雨水などを排除するために、下水道へ流す管のこと

ガス管...ガスコンロやグリル、ビルトインオーブンなどにガスを供給する管のこと

排気ダクト...換気扇やレンジフードから排気をする管のこと

新しく設置するシステムキッチンの重さに耐えられるよう、石膏ボードやベニヤ板などでしっかりとした下地補修を行う必要があります。
既存のタイルや壁板・床板を一部撤去し、凸凹になっている部分は新たベニヤ板などを使い平坦にします。
壁や床の補修不足のまま取り付けてしまうと、吊り戸棚やレンジフードが外れてしまったり、床が抜けてしまったりする恐れがあるため、キッチンを長持ちさせるため時も重要な工程です。

いよいよ、システムキッチンの取り付けです。
パーツごとに分かれて納品されるため、現場で組み立て、キッチンパネルは現場の寸法に合わせてその場で加工します。

新しいシステムキッチン組立て後に、コンロ・水栓・照明の配管や換気扇を接続し、水漏れがないか確認します。
キッチンと壁などのスキマのある部分はコーキング材を流し込み、隙間を埋めていきます。

キッチンパネルの貼り付けなど、
ガスコンロやIHクッキングヒーターの隣の壁面に貼られたパネルの事です。汚れが付きにくい素材でできており、汚れても軽く拭きとれます。
また、水や熱に強い素材でできていて、表面がフラット加工となっているのでお手入れが楽です。